つつじの花粉・粘着糸・葯(Microscopic Observation of Azalea Pollen, Viscin Threads, and Anthers)

顕微鏡写真集

今年も、わが家のツツジが満開です。

ツツジの花粉は4年前に観察して以来しばらく見ていなかったため、久しぶりに顕微鏡で観察してみました。

ツツジの花粉を顕微鏡観察
わが家の庭にもツツジの花が咲きはじめました。早速、花粉を採取して顕微鏡観察してみます。ツツジの花粉には受粉効率をよくするために、粘着糸という細くて長い糸がついていて、花にやって来た昆虫などに花粉がからまってくっつきやすくなっているのだとか。...

(使用機材:SWIFT Stellar1 Pro-T)

まずは葯(やく)といっしょに観察。

ツツジの葯(やく)対物10倍

花粉の色は淡い黄色ですね。ツツジの花粉に特徴的な粘着糸をかろうじて確認できます。
もう少し粘着糸がはっきりとわかるように照明を変えていきましょう。

ツツジの花粉・粘着糸(対物10倍)

はっきりと粘着糸の存在を確認できます。この糸が昆虫の脚に絡みつくことで、花粉が昆虫を媒介して花から花へ運ばれやすくなり、受粉の効率が高まります。

ツツジの葯と花粉(対物4倍)

先のとがったピンセットで引っ張ると、粘着糸伝いに花粉が葯からスルスルと出てきます。

ツツジの花粉(対物10倍)

さらに倍率を上げてみましょう。

ツツジの花粉(対物40倍)

いくつもの花粉が粘着糸で絡み合い、ネットワーク構造をとっているのがわかります。

ツツジの花粉・粘着糸(対物40倍)

参考までに、ミツバチの脚の部分も観察してみましょう。

ミツバチの前脚(対物4倍)。表面は短い毛(突起)が密に生えており、ツツジの粘着糸が絡みやすい構造であることがうかがえる

ミツバチの前脚(対物10倍)

観察結果から、ミツバチの前脚は細かい毛がびっしりと生えていて、いかにも粘着糸が絡みつきそうな構造をしていることがわかりました。

ほかの昆虫の脚はどのような形態をしているのでしょうか。顕微鏡で調べてみるのも面白いかもしれませんね。

 

 

 

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