カツオの横紋筋を顕微鏡観察しましょう。
入手のしやすさを考慮して、スーパーマーケット等で販売されているカツオの缶詰をサンプルに使用します。今回使用したのは、シーチキン*の缶詰です。実は、私はこれまでシーチキンのことを「ツナ缶」だと思い込んでいましたが、今回の観察で、ツナではなくカツオだったことに気づいた次第です。
*はごろもフーズ(株)の登録商標

あわてて、「マグロ(ツナ)の横紋筋を顕微鏡観察」のタイトルを、「カツオの横紋筋を顕微鏡観察」に修正したのは言うまでもありません。
話が逸れましたが、早速、顕微鏡観察の準備を進めましょう。
顕微鏡観察に用いるサンプルは、ほんの少量で事足りるので、料理に使用した後に缶の底にわずかに残ったカツオの欠片(かけら)を使用します。
この欠片を、まず中性洗剤を溶かした水で洗って油を除去します。(もし、油を使っていないタイプの缶詰であれば、この作業は省略できます)
その後、軽く水ですすいで洗剤を除去し、スライドグラスにカツオの欠片を乗せて、スパチュラ(なければ割りばしの先や小さめのスプーンでも代用可)で軽く押さえながら身をほぐしていきます。
ある程度ほぐれたら、スポイドで水を1滴たらし、カバーガラスをかけて低倍から観察していきます。

カツオの横紋筋(対物10倍)対物10倍で観察すると、ほぐした身が繊維のような細長い形状をしていて、その繊維1本1本に縞模様がかすかに見えます。(圧縮の影響か実際に接眼レンズで覗いたのと比べて)Web上の写真ではわかりにくいので、対物レンズを40倍に変えて、より高倍率で観察してみましょう。

カツオの横紋筋(対物40倍)
40倍の対物レンズを使うと縞模様がはっきりと見えてきました。観察場所を変えてみます。

カツオの横紋筋(対物40倍)
場所を変えても縞模様がはっきりと確認できます。対物10倍で見えていたすべての繊維状のサンプルに、縞模様があることがわかりました。カツオは、広い海を常に泳ぎ続ける必要があり、身の大部分が筋肉で構成されているようです。

カツオの横紋筋(酢酸オルセイン染色)対物100倍
ちなみに、今回のシーチキン、マヨネーズと和えてからサンドイッチの具材としてありがたくいただきました。美味しかったです♪(ツナマヨサンドは私の大好物なのですが、これって正式にはカツオマヨサンドになるんですね…)
今度機会があれば、当初予定していた「マグロ(ツナ)の横紋筋を顕微鏡観察」をツナ缶を用いて確認、今回のカツオと比較してみようと思います。ではまた。

コメント