顕微鏡写真撮影機材

管理人コラム

使用機材について読者の方から質問がありましたのでご紹介します。

管理人は現在、オリンパス(BX53M:仕事用)とSwiftOptical(SW380T, Stellar1 Pro-T:趣味用)3台の生物顕微鏡を使用していますが、当サイトでは主にSwiftOptical(以下SWIFT社)の生物顕微鏡にて観察、写真撮影を行っています。

(必要に応じてCCD顕微鏡や実体顕微鏡、持ち運び容易な簡易型顕微鏡を併用しています)

 

SWIFT SW380T

SWIFT SW380T

SW380T

30度傾斜ジーデントップ式三眼鏡筒
有限補正系 機械鏡筒長:160mm
対物レンズ:DINアクロマート

倍率 開口数
(NA)
作動距離
(WD)
4X NA0.1 37.5mm
10X NA0.25 6.54mm
40X NA0.65 0.63mm
100X(oil) NA1.25 0.195mm
  • コンデンサー:アッベ式 NA1.25 虹彩絞り・フィルターホルダー付属、高さ調整可能
  • LED照明(AC100V電源)調光ボリューム付き
  • 接眼レンズ WF10X(18mm),  WF25X
  • メカニカルステージ
  • 同軸微動/粗動調整(微動最小目盛0.002mm)

SWIFT Stellar 1 Pro-T

SWIFT Stellar 1 Pro-T

Stellar 1 Pro-T

30度傾斜ジーデントップ式三眼鏡筒
色補正無限遠補正系 Sプラン対物レンズ

倍率 開口数(NA) 作動距離(WD)
S Plan 4X NA0.1 15.5mm
S Plan 10X NA0.25 7.00mm
S Plan 40X NA0.65 0.71mm
S Plan 100X(oil) NA1.25 0.14mm
  • コンデンサー:アッベ式 NA1.25 虹彩絞り・フィルターホルダー付属
  • LED照明(3.3V 1W, USB TypeC 5V駆動)調光ボリューム付き
  • 接眼レンズ WF10X(18mm),  WF25X(8mm)
  • メカニカルステージ
  • フォーカス調整:粗動/微動同軸調整式(粗動トルク調整機構装備。微動最小調整幅3.4μm)

 

撮影用カメラ

顕微鏡カメラ Swiftcam SC1803R-CK

  • CMOS Cマウント顕微鏡カメラ
  • 画素数:約1800万画素(4880×3720)
  • フレームレート:
    4880×3720@17fps
    2448×1836@40fps
    1728×1296@50fps
  • インターフェース:USB3.0

デジタル一眼レフNikon D3300+ニコンFマウントカメラアダプター

  • APS-Cサイズ(23.5×15.6mm)CMOSセンサー
  • 有効画素数:2416万画素
  • 光学ローパスフィルターレス仕様
  • EXPEED4 画像処理エンジン
  • ISO感度100~12800

iPhone11+スマホアダプターSPA-E2628

接眼レンズ:WF10X(SW380T付属)、スマホ:iPhone11

SWIFT社純正のスマホアダプター。iPhone11でのコリメート撮影に使用。

スマホアダプターSPA-E2628は、sw380t, stellar1ともに顕微鏡付属の10倍接眼レンズ(接眼部外径28mm)に適応。(25倍接眼レンズには非対応)

 

初心者の方がお気軽に顕微鏡写真撮影を楽しむなら、スマホを使ったコリメート撮影がおすすめです。

コリメート撮影とは、顕微鏡の接眼レンズをスマホのカメラで覗いて写真撮影する方法なので、スマホアダプターがなくても顕微鏡とカメラ付きスマホさえあれば手持ち撮影で顕微鏡写真を撮影することが可能です。

ただし、撮影時にカメラ(のレンズ)と顕微鏡の接眼レンズの位置がずれると綺麗な写真が撮れないので、可能ならスマホアダプターなどでスマホのカメラを固定することをおすすめします。

 

 

 

当方、趣味用途として暫くSWIFT社のSW380T 1台を子供と共用で使い続けていましたが、自由研究の時期になると子供と私の間で取り合い(笑)になることが多く、新たに同社製生物顕微鏡Stellar 1 Pro-Tを導入、2台体制で観察を行っています。(引き続き当サイトの写真撮影はSW380Tメインで行う予定です)

私は長年オリンパスやニコン等の研究用顕微鏡を仕事で使用してきましたが、こちらのSWIFT社の顕微鏡を使ってみると期待以上の性能で、コストパフォーマンスが極めて高いことに驚いています。学習や趣味に使用するには十分な性能といえるでしょう。

SWIFT社は米国の顕微鏡メーカーですが、SW380T, Stellar1ともに中国の工場で製造しているようです。最近は有名メーカーの顕微鏡でも中国の工場でOEM生産されているものが多く、性能も随分上がってきたように感じています

 

 

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