アスコルビン酸(ビタミンC)の結晶を顕微鏡観察してみましょう。
アスコルビン酸の水溶液をスライドガラス上に塗布、一晩ほど静置して水分を蒸発させます。
スライドガラス上の水分がなくなり、白い粉末が現れたら、まずは100倍で観察します。
100~200μmの丸い塊がいくつも析出しているのがわかります。少し倍率を上げてみましょう。
丸い塊は、たくさんの細かな結晶の集合体であることがわかりました。
さらに倍率を上げてみましょう。
表面の結晶の微細構造がよくわかりました。
結晶の生成条件(溶媒の種類、濃度や乾燥速度、結晶核になる不純物の種類や量など)を変えてみて、アスコルビン酸の結晶の形態がどれくらい変化するか確認してみると面白いかもしれません。
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