焼きそばにふりかけられた青のり(アオサ)を顕微鏡観察

顕微鏡観察《ミクロの世界》

お昼にカップ焼きそばを食べていると、ふりかけの青のりを顕微鏡観察したくなってきました。

早速みてみましょう。

青のりの小片をスライドガラス上にピンセットでのせ、水を一滴たらしてカバーガラスをかけます。

カップ焼きそばの青のり(プレパラート)

青のりの小片の薄くて観察しやすい部分を100~250倍で探していきます。小片の外周部分に、のりの厚みが薄くなっていて顕微鏡観察しやすい所が何ヶ所もみつかりました。

青のり(アオサ)の小片。250倍

恐らくアオサを機械で小片に粉砕する際に、薄くなった部分ができたのだと思われます。

今回はこの厚みが薄くなった部分の倍率を上げて観察します。

青のり(アオサ)1000倍

サンプルの厚みが薄いと透過光をよく通すのでアオサの細胞内部の様子を観察しやすいです。

青のり(アオサ)1000倍

アオサは約2μmの厚い細胞壁に囲われており、その内部には葉緑素らしき緑色の粒子が点在していることがわかりました。

しかし分厚い細胞壁ですね。中身よりも壁の体積の方が大きそうです。海藻が食物繊維豊富だといわれるのもうなずけます。

昆布やワカメなど、他の海藻も同じように細胞壁が厚いのか、機会があれば今度確認してみようと思います。

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