ヨーグルトの乳酸菌・ビフィズス菌を顕微鏡観察(3)ビヒダスヨーグルト編

乳酸菌、ビフィズス菌

久しぶりにヨーグルトの顕微鏡観察をしてみましょう。

こちらのヨーグルト、近所のスーパーで絶賛売り出し中で、わが家の朝の食卓に並ぶことが多くなりました。

パッケージをみるとビフィズス菌BB536が入っているようで、顕微鏡観察で確認してみましょう。

ヨーグルト上部の透明な上澄みをスポイドで採取し、スライドガラス上に薄く塗り広げます。

乾燥後すぐに無水IPAを滴下、固定処理を実施。

その後、染色液(メチレンブルー)を滴下、数分間置いた後、水道水の流水で余分な染色液を洗い流します。

(観察対象のサンプルまで流水で流れてしまわないよう、流水を直接サンプル面に当てることは避け、弱めの流水をサンプルの反対側のスライドガラスに当てます。)

 

1000倍で観察したのがこちら。

ビヒダスヨーグルトの乳酸菌、ビフィズス菌(1000倍)メチレンブルー染色

 

ヨーグルトの固形物に混じってさまざまな形状、大きさの乳酸菌、ビフィズス菌を見ることができます。

ヨーグルトの固形物はメチレンブルーであまり染色されていませんが、乳酸菌、ビフィズス菌は鮮やかな青色に染まっており菌の存在を確認しやすいです。

さらに倍率を上げてみましょう。油浸対物レンズを用いて2500倍まで拡大します。

乳酸菌(2500倍)

連鎖球菌が至る所に存在します。

乳酸菌(2500倍)

乳酸菌の中でも長い連鎖球菌は、顕微鏡観察初心者でも見つけやすいです。対してビフィズス菌は、小さいのでよく探さないとみつかりません。

ビフィズス菌(2500倍)

ビフィズス菌もなんとか見つけることができました(矢印部分)。

探すのが大変でしたが、乳酸菌と異なるY字型の形状が特徴的で、この歳になっても見つけると嬉しくなります(レアキャラ発見、みたいな笑)。

 

 

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