前回、鉛筆の文字を顕微鏡観察しました。今回はインクジェットプリンターの文字を顕微鏡観察してみましょう。
ノートに書かれた鉛筆の文字を顕微鏡観察
ノートの紙やノートに書かれた鉛筆の文字を顕微鏡観察してみましょう。 まずは何も書かれていないノートの紙を顕微鏡観察します。紙を5mm各程度に小さく切って、スライドガラスにのせ、100倍程度の低倍率から観察していきます。 薄い紙は透過光を少し...
前回と同じように、まずは印刷されていない白紙を顕微鏡観察します。
コピー用紙を5mm角位のサイズにカットし、スライドガラスにのせて100倍で観察。
前回観察したノートよりも表面の凹凸が大きく感じられました。
ノートやコピー用紙のメーカーやグレードを変えて観察しても同じような傾向がみられるのか、サンプルを増やして観察するのも面白いでしょう。
(筆者の感覚では、コピー用紙よりもノートの方が鉛筆での筆記時に滑らかで書きやすかったので、ノートの紙は書き味をよくするために、表面の凹凸を抑えて滑らかにしているのかも知れません)
話をコピー用紙に戻します。インクジェットプリンターで印刷した文字の部分を観察してみましょう。
黒い文字なのに青や赤の色が確認できますね。どうもこのプリンターは、黒文字を表現するのに三原色を混ぜているようです。(カラーインクの減り方が早いので、おかしいな、と思っていたのですが、、、また設定見直してみます。)
また話が逸れました。。鉛筆(黒鉛)の時と比べてインクの付き方はどうでしょうか。
もう少し拡大してみましょう。
同じ倍率で鉛筆の文字(前回観察分)と比べてみると、、、
インクジェットプリンターのインクの方が繊維の奥深くに染み込んでいてとれにくそうに見えます。
なのでインクジェットプリンターの印刷文字は、鉛筆書きのように消しゴムでこすっても簡単に文字を消すことができないのでしょうね。
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