ホウレンソウの葉の裏側の気孔を顕微鏡観察しましょう。
髪の毛のキューティクルを観察した時と同様に、スンプ法で転写してから観察しました。
髪の毛のキューティクルを顕微鏡観察
髪の毛のキューティクルを顕微鏡観察しましょう。 キューティクルを顕微鏡観察するときは、髪の毛の表面の凹凸がはっきりとわかるように、金属顕微鏡や走査型電子顕微鏡(SEM)などを使います。しかしながらこれらの機器を個人で揃えるのは大変なので、今...
前回は転写に液体ばんそうこうを使用しましたが、今回は100円ショップで入手可能なマニキュアのクリアトップコートを用いています。
では早速始めましょう。
スライドガラスの上に付属の刷毛でマニキュアを塗り、その上に小さく切ったホウレンソウの葉っぱを乗せて軽く押し付けます。
10分位して乾いたらゆっくりと葉っぱを剥がし、100倍で観察したのがこちら。
葉っぱの凹凸だけでなく、気孔も転写されています。
観察場所を変えても、いたるところで気孔を確認できます。倍率を上げてみましょう。
気孔の大きさは20μm前後でしょうか。細かい所でもよく転写されています。
冬場で寒かったため乾燥に10分程度かかりましたが、100円ショップのマニキュアも液体ばんそうこう同様にスンプ法に使用可能でした。
この方法を用いて今後さらに他の種類の葉っぱも見てみようと思います。
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