不織布マスクを顕微鏡観察

身近なもの

サージカルマスクを顕微鏡観察してみました。

一般的なサージカルマスクは、3層構造の不織布で構成されており、真ん中の層には微粒子を吸着するフィルターが入っています。

まず、顔に接していない一番外側の層をみてみましょう。

サージカルマスクの不織布(外側)250倍

250倍で見ると意外とスカスカですね。顔に接している一番内側の層も見た目同じような感じでしたので、同じ素材を使っているのでしょう。

では、真ん中のメルトブローン不織布のフィルター部分はどのようになっているのでしょうか。同じく250倍で見てみましょう。

サージカルマスクの不織布(真ん中のフィルター部分)250倍

同じ250倍とは思えない位、フィルター部分の繊維が細かく、何層にも重なって密集しているのがわかります。(右下に入れた)100μmのスケールから、繊維の直径は大部分が数ミクロン程度の太さであることが確認できます。

今回観察したサージカルマスクのフィルター性能は製品説明によると、BFE、PFE、VFEともに99%以上(カケンテストセンター試験結果)とのことで、花粉やホコリ、ウイルスなどの微粒子の多くがこの真ん中のフィルター部分で取り除かれるのでしょうね。

 

 

 

 

 

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