味噌や醤油などの発酵食品に使われているコウジカビ(Aspergillus oryzae [アスペルギルス・オリゼー])を観察してみました。
料理用で市販されている米麹を、料理で使用する前にスパチュラでちょこっとサンプル採取。
プレパラートに乗せて、カバーグラスをかけて無染色の状態で観察してみたのがこちら。
![](https://bestidea4u.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/aspergillus-oryzae-100x.jpg)
コウジカビ 100倍
100倍でも菌糸がはっきりと見えます。
![](https://bestidea4u.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/aspergillus-oryzae-250x.jpg)
コウジカビ 250倍
250倍まで倍率を上げて、周辺を観察してみます。
![](https://bestidea4u.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/aspergillus-oryzae-250x-2.jpg)
コウジカビの分生子柄 250倍
菌糸体から外れた分生子柄の部分を発見。
さらに1000倍まで拡大してみます。
![](https://bestidea4u.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/aspergillus-oryzae-1000x.jpg)
コウジカビのフィアライド 1000倍
分生子柄の先にフィアライドの存在が確認できます。フィアライドの先から分生子(胞子)が生成、放出されて、コウジカビはどんどん増殖していきます。
以前観察した、みかん表面のアオカビと同じような構造で、アオカビもコウジカビも、同じカビの仲間だということがわかります。
![](https://bestidea4u.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/orange1-160x90.jpg)
ミカンの表面に生えたアオカビを顕微鏡観察
みかんを暖かいところに長期間放置していたため、表面にカビが生えてしまいました。 放っておくと、他のみかんにもカビが生えてきますので、取り除きます。 そのまますぐ捨てるのは勿体ないので、せっかくですからカビを顕微鏡観察してみましょう(笑)。 ...