カビ?ハイドロボール表面に付着した白い粉を顕微鏡観察

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昨年末から自室の観葉植物の栽培方法を一部見直し、土の代わりにハイドロボールを使った栽培方法(ハイドロカルチャー)を始めてみました。

 

ハイドロボールは、高温で熱処理された粒状の人工土のため、通常の土に比べて室内が汚れにくく虫も発生しにくいと言われています。実際に始めてみると水やりの管理もしやすく、土を交換してから1週間位して新芽が出てくる等、植物の調子も良好で気に入ってます。

観葉植物(パキラ)から出てきた新芽が成長 [ハイドロカルチャー2か月後]

ところが1か月ほど経過してから、ハイドロボールの表面が所々うっすら白く変色しだしました。写真は2か月経過後のものですが、かなりはっきりと白い粉のようなものが付着しているのがわかります。

ハイドロボール表面に付着した白い粉

室内栽培は温度も湿度もカビにとって良好な環境なので、念のためカビではないか、顕微鏡で観察して確かめてみることにしました。

まずは白くなったハイドロボール全体を実体顕微鏡で低倍率で観察したのがこちら。

ハイドロボール表面に発生した白い粉(実態顕微鏡で観察)低倍率

カビ特有の菌糸や胞子のような構造はみられず、白い、透明感のある粒子状の物質がびっしりと付着していることが確認できます。

もう少し拡大して観察してみましょう。

ハイドロボール表面に発生した白い粉(実態顕微鏡で観察)高倍率

粒子状の物質は顕微鏡でよく見ると透明で、結晶のような印象を受けます。この観察結果から、少なくとも「カビ」ではなさそうに思えます。

ハイドロボール表面に発生した白い粉(実態顕微鏡で観察)高倍率

では、この透明な結晶のような物質は何なのでしょうか。
考えられる原因として、水やり時の水道水に微量に含まれるミネラル成分(カルシウム、マグネシウムなど)の析出が挙げられます。

ハイドロボールの表面や内部には小さな空隙があり、水やりによって内部に蓄えられた水分が表面で蒸発する際、水に溶けていたミネラル成分が濃縮され、結晶として析出すると考えられます。水やりによる水(およびミネラル成分)の供給によって、「蒸発→結晶化」が繰り返され、結晶成長が起こったのだと考えられます。今回のケースでも、同様の現象が起きている可能性が高いと推定しています。

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