田んぼの水を顕微鏡観察してみましょう。
(1)田んぼの水を採取します。
※安全には十分配慮して作業すること。必ず所有者の方に許可を得て採取しましょう。
(2)コーヒーフィルター等を用い採取した水をろ過し、田んぼの水に棲む微生物をフィルターで捕捉します。
※コーヒーフィルター、フィルターホルダーはともに100円ショップで入手。
(3)フィルターで捕捉した微生物に水を少し加えてスポイドで吸い取り、スライドガラス上に移します。
(4)カバーガラスをかぶせて低倍率から観察します。
早速、カイエビのノープリウス幼生らしきものを発見。
カイエビ、カブトエビ、ホウネンエビの幼生は互いによく似ているため、京都教育大学の報告「鰓脚類の幼生の観察と教材化」(PDF)
http://natsci.kyokyo-u.ac.jp/~rigaku/forum/2gou/sonoyama.pdf
を参考に見比べました。その結果、今回のプランクトンは、ほぼカイエビとみなしてよさそうです。
他には、鞭毛で活発に動き回る、ミドリムシ(ユーグレナ)らしきものも見つかりました。
さらに観察をつづけていくと、
イカダモを発見。
ケイソウも至る所で見つかります。細菌もいて賑やかです。
直径約2μmの非常に小さな藻も見つかりました。
田んぼの水の観察は毎回新たな発見があって興味が尽きないです♪
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