味噌や醤油などの発酵食品に使われているコウジカビ(Aspergillus oryzae [アスペルギルス・オリゼー])を観察してみました。
料理用で市販されている米麹を、料理で使用する前にスパチュラでちょこっとサンプル採取。
プレパラートに乗せて、カバーグラスをかけて無染色の状態で観察してみたのがこちら。
100倍でも菌糸がはっきりと見えます。
250倍まで倍率を上げて、周辺を観察してみます。
菌糸体から外れた分生子柄の部分を発見。
さらに1000倍まで拡大してみます。
分生子柄の先にフィアライドの存在が確認できます。フィアライドの先から分生子(胞子)が生成、放出されて、コウジカビはどんどん増殖していきます。
以前観察した、みかん表面のアオカビと同じような構造で、アオカビもコウジカビも、同じカビの仲間だということがわかります。
ミカンの表面に生えたアオカビを顕微鏡観察
みかんを暖かいところに長期間放置していたため、表面にカビが生えてしまいました。 放っておくと、他のみかんにもカビが生えてきますので、取り除きます。 そのまますぐ捨てるのは勿体ないので、せっかくですからカビを顕微鏡観察してみましょう(笑)。 ...