ヤクルト(通常品のNew Yakult)に続き、ヤクルト1000の乳酸菌(ヤクルト菌)の顕微鏡観察を行いました。
先日、ヤクルト1000が入手できなかったと報告しましたが、今朝スーパーで偶然見つけました。正確にはヤクルトY1000ですが、ヤクルト1000と容量が違うだけで成分は同じ。含まれている乳酸菌の種類や1mlあたりの乳酸菌の数は変わらないようです。いつも行くスーパーでは朝のうちにすぐ売り切れてしまうようで、今回早朝に行ったのがよかったみたいです。
ヤクルト通常品での観察時、無染色では観察しづらかったので今回は最初から染色液を使用しています。
染色方法は前回のヤクルト通常品と同じメチレンブルー染色です。
早速2500倍で観察した結果がこちら。
ヤクルト通常品同様に、長さ1-2μmの棒状の桿菌を確認できました。ヤクルトの乳酸菌(ヤクルト菌:ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株)だと思われます。また、同じように直径約5μmの謎の丸い物体も観察されました。
視野を変えて見ましょう。
視野を変えて何度みても、この前観察したヤクルト通常品の時よりも乳酸菌の数が多い気がします。
この前観察した、ヤクルト通常品の写真と見比べて見ましょう。
やはり気のせいではなく、実際通常のヤクルトに比べて乳酸菌密度が高いようです。
顕微鏡写真に写り込んでいる乳酸菌の数を数えてみると、(n=1ですが)
- ヤクルト通常品:40個
- ヤクルト1000:101個
となり、ヤクルト1000はヤクルト通常品とくらべて乳酸菌密度はおよそ「2.5倍高密度」という結果になりました。
前回計算で、通常品より「3.2倍高密度」と予想していましたが、ほぼほぼ似たような値が得られました。
プレパラート作製時の塗布ムラや観察場所によるバラつきなどを考慮すると、n=1の観察結果にしてはこの数値はかなり良い値じゃないかと思っています。
おそらく何回も視野を変えて乳酸菌の数を比較すれば(n数をかせげば)、計算値の3.2倍に近づいてくるのではないかと想定しています。
ではまた。
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