前回、じゃがいものデンプンを観察しました。
ジャガイモの細胞内のデンプンを顕微鏡で観察
今日の我が家の夕食は肉じゃがです。じゃがいもの皮をキッチンから採取してきましたので、顕微鏡観察用にジャガイモの薄片を作成してみます。通常、薄片の作成にはミクロトームを使いますが、結構高価な機器になります。また、簡易的な方法として、理科の教科...
じゃがいものスライスを直接観察することで、細胞内にデンプンの粒子が貯蔵されている様子がよくわかりました。
今回も、ヤマイモの細胞内のデンプン(貯蔵デンプン)の様子を直接観察してみましょう。
じゃがいもの時と同様、安全カミソリを使ってヤマイモの薄片を作成します。
ヤマイモの薄片をスライドガラスの上にのせ、ヨウ素が入った茶色のうがい薬を滴下しデンプンを染色します。
サンプルの厚みによって変わりますが数分もすれば白いイモが青紫色に染まってきます。
余分なうがい薬をろ紙やキッチンペーパーで吸い取ってから、少量の水を滴下しカバーガラスをかけて100倍で観察します。
青紫色をした大小さまざまの丸い粒子が、無数に散らばっているのが確認できます。うがい薬によって染色されたヤマイモのデンプンです。
倍率を250倍まで上げてみましょう。
じゃがいもの時と同様、透明な細胞壁でできた「保管庫」に、デンプンが格納されているのがわかります。
デンプンは青くキラキラしていてまるで宝石のようです。
大自然の奇跡に感謝し、食卓に並んだヤマイモを味わっていただきました。
追記:他の野菜のデンプンはどうなっているのか、引き続き調べていくことにします。
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