カマンベールチーズの白カビを顕微鏡観察

カビ

カマンベールチーズの白カビを観察してみました。

まずは、チーズのかけらを薄く切り、カバーガラスをかけて断面観察します。

カマンベールチーズの断面観察(200倍)

糸くずのような白カビ(Penicillium Camemberti)を確認。カビはチーズの表面に集中しており、菌糸が外に向かって広がっているようです。

今度はチーズ表面に広がっている白カビだけを取り出して、観察してみます。

セロハンテープをカマンベールチーズの表面に押し当て、表面の白カビをくっつけて採取します。先ほどより倍率を落とし、80倍で観察しました。

カマンベールチーズ表面の白カビ(80倍)

白カビの菌糸が網目状に四方八方に広がっているのが確認できます。

倍率を一気に800倍まで上げてみましょう。

カマンベールチーズ表面の白カビ(800倍)

カマンベールチーズの白カビは、チーズの表面に局在していて、チーズ全体を覆っていました。白カビはタンパク質分解酵素を放出し、チーズの熟成を促進、柔らかくクリーミーな味わいにする大切な役割を担っています。

観察の後、白カビの偉大な働きに感謝しながら、中がとろとろになったカマンベールチーズをありがたくいただきました。

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