エアコンの黒カビを顕微鏡観察

カビ

最近エアコンの掃除をすっかりサボっていたところ、ふと吹き出し口を見ると、黒カビのように見える黒い点状の汚れが付着していました。

この黒い物質が本当にカビなのか確認するため、汚れを採取して顕微鏡で観察してみましょう。

エアコンのフィンにセロハンテープを貼り付け、黒カビと思しき物質を採取

(カビを吸い込まないよう、マスクを着用して)セロハンテープをエアコンの汚れの部分に貼り付け、黒い物質を採取します。

スライドガラスの上にテープを貼り付け、簡易プレパラートを作成

黒い物質が付着したセロハンテープをスライドガラスに貼り付け、まずは40倍で観察してみました。

エアコンの吹き出し口の黒カビ(40倍)

黒いかたまりの部分と繊維状の部分が、互いに絡み合っているように見えます。繊維状の部分は、黒いかたまりから離れた箇所にも広がっているように見えます。

それでは、もう少し倍率を上げて観察してみましょう。

エアコンの吹き出し口の黒カビ(400倍)胞子の存在を確認できる。

黒いかたまりの端を観察すると、菌糸や丸い胞子が見られ、これがカビであることが分かります。

胞子がエアコンの風に乗って部屋中にまき散らされると、あちこちでカビが発生する原因になるため、このあとすぐにエアコンの吹き出し口を掃除しました。

カビは、湿度(水分)・温度・有機物・酸素が揃うと繁殖しやすくなります。エアコンはカビにとっても適温で、水分やホコリに含まれる有機物が気流に乗って付着しやすいため、油断するとカビが繁殖しやすい環境になりがちです。そのため、こまめな掃除が必要だと改めて感じた次第です。

 

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